過保護の世界☆

最近、歴史を伝える上で有意義な某有名漫画が、学校の図書館での閲覧について、是非を問う議論が持ち上がっているようですね。
一部の学校図書館では実際に閲覧できないようにしているところもあるとか。

全く馬鹿馬鹿しい。
性描写や暴力描写があるから…?
まさに噴飯ものの狭隘なるご意見である。
故事曰く「小利口者が大穴を開ける」とありますが、まさにこれがそうだと思えます。

某有名漫画に対して、多様な意見があることはいいことだと思います。
もちろん、性描写が云々という意見が出ても、それはそれで一つの貴重な意見だと思います。
しかしこの問題は世間に長年、厳しい歴史を伝えて評価されてきたこの著作物に対して、一度悲観論が出るとあっさりと組織がそれに傾いてしまったことにあるのです。

清濁合わせ飲む世の中の度量を軽く見ているように思いますし、綺麗事ばかりを教えたら聖人哲人が現れるのかという話でもあり、そもそもこの某有名漫画を読んだら過激な思想や価値観を帯びた人格が形成されるのか?という、大いなる疑問が生じるのであります。

第一、人間の持つ情念を教えずに、子供たちが成人すると即、カオスな社会に放り込む方が、私は余程理不尽な話だと思う。
我が国が抱える外交・内政の問題は抜き差しならない状況となっており、それを引き継いでいく次世代の教育として、こんな生温いことをやっていていいのかと思うし、閲覧を制限する側の、むしろ自己満足ではないかとさえ思えてくる。
もし、過激な表現をそこまで徹底して抑制することを是とする信念があるならば、世に出された様々な表現についてもいちいち徹底的に戦わねばならなくなるだろうし、そうしなければその信念も無意味なものになるでしょう。

最終的に、この問題は当事者の責任放棄だと私は思う。
親御さん等から責められないように、現代風に言えば「リスク回避」したのかもしれない。
もちろん、当事者はその分野のプロなのだから、色々と考えた上で結論を出すでしょうから、素人の私が軽々に発言するべきではないとは思う。
しかし、一つの定規を持ち出して、ただそれのみによって全てを論じるというのは、多様性を無視したやり方だと思えてならないし、そんなやり方で人を育てて、一体どんな人間にしたいというのか?
何故、子供をもっと信じようとしないのか?
何故、様々なことを愛情を持って、目一杯教えようとしないのか?
何故、多様な価値観を守ろうとしないのか?
何故、社会や人生は生々しいものなのに、教える時だけ綺麗なものだけでいいとするのか?

お分かりいただけるとは思いますが、私は過激な描写がいいと言っている訳ではないのです。
教育というものの根本的な意味が、いつの間にか子供のためではなく、大人のため、大人の事情に左右されるのではないかという懸念から申し上げているのであります。
子供を過保護に育てたいという欲求を抱えた大人を、これまた過保護に生きていけるようにするためのものでは、あってはならないと思うのです。
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コメント

  • 2013/08/23 (Fri) 01:40
    その通り!

    こんにちは~

    まさに仰るとおりですね

    今の社会の問題って、一人一人が考える力が無くなったんだと思うんですよね
    先日書かれていたアルバイトの暴走もそう。
    行動に対する結果が考えられない

    このマンガの件って、信じてない上に個人の考える力を無くす方向ですよね

    与えられた情報を整理も出来ないし、信じるだけの社会って怖いですよね
    でも、最近の社会を見ると既にそうなり始めてるのかなと思ってます

    良い方向に進んでくれると願ってはいるのですが。

    コロリンパパ #- | URL | 編集
  • 2013/08/23 (Fri) 06:46

    おはようございます
    無菌状態の子供を作ってどうするんでしょうかね

    大人になれば接する問題だし、しっかりと正しい認識を教えるのが筋だとは思いますけどね
    近年の熱中症問題を見ていても思いますが

    今の子供は色々な変化に本当に脆弱になっているんですよね
    いい環境、無難な教育はわからないでもないですが

    それはある意味弱い子供たちを作り上げているんですよね
    精神的にも身体的にも試練が無さ過ぎだと思うのですけど・・・。

    ダテスイキョウ #- | URL | 編集
  • 2013/08/23 (Fri) 07:31
    小事のために大事を潰すようなもの

    コロリンパパさん、おはようございます。

    一体、何でこんな議論になってしまったのでしょうかね。
    戦後60年が過ぎ、社会の基盤が整備されていく中で、我が国はいつの間にか危機意識や想像力が欠落して、多数派の意見、組織、システムに依存するようになったのでしょうか。

    今回の一件は、上辺だけの良さそうなことに、深慮を巡らすようなこともなく、なびいてしまったことが問題だと思うのです。
    しかも子供ではなくて、大人が。

    こういうことをしてしまう人って、人生でどれくらい苦労してきたのかなあ、と考えます。
    失敗したことがないから、綺麗事で全てを片付けようとするのかなあ、と。
    でも、世の中ってそんなに甘くない。
    綺麗事で片が付くくらいなら、例えば隣国と領土・領海で揉めることはないですし、経済の発展が鈍化することも、我が国の財政が悪化の一途を辿ることも、人心が不安定になることもないでしょう。
    ですから、理屈で解決できることなどたかが知れているということだと思うのです。

    生温い環境で一生を生きられるのであれば、あるいはそれでもいいかもしれませんが、例え戦後間もない頃のような状況ではなくても、今はハングリー精神を必要とする時だと思うのです。
    暮らし向きが楽ではない家庭では、綺麗事ばかりが通じる訳ではないのですから、せめて厳しい現実を逞しく生きる知恵や勇気を教え続けて欲しいのです。
    自分達が平和だからと言って、世の中が平和だと思わないで欲しいのです。
    この人たちは、昨今のニュースを見て一体どう思うのでしょうか?
    デリケートな対応をすれば、その全ては良くなるとでも思うのでしょうか?

    今の我が国はそれほど平和でもなければ、お金が降って湧いて来るような豊かな経済ではないのです。
    そもそも、何故この某有名漫画が長年廃れずに読まれてきたのかを、よく考えて欲しいのです。

    こういう世間の感覚からちょっとずれた正義を簡単に振りかざせるくらい、我が国も物心両面で二極化が進行していることを痛感せずにはいられません。
    果たしてこの先に何が待っているのかは分かりませんが、せめて子供達にはそれなりの器を残せるように、お互い頑張っていきましょう!
    私は独身ですが(笑)、でも頑張りますよ!!

    タジ #- | URL | 編集
  • 2013/08/23 (Fri) 14:57
    「優しさ」とは何なんでしょう?

    ダテスイキョウさん、こんにちは!

    無菌状態…まさしくその言葉どおりだと思います。
    某有名漫画の表現の一部をどうこう言うのであれば、じゃあ美術の時間は一体何を教え、教わればいいのですか!?(笑)
    美術は綺麗に描いて綺麗に作れば、ただそれだけでいいのか!?と疑問を禁じ得ないです。
    「表現」とは一体何なのかということを考えれば、今回の話がまるで茶番のように思えてきます。

    子供達が、作品に触れて感じたことに対して、大人として人間として、真摯に向き合えばそれでいいだけのことだと思うんですよ。
    その、子供達の感じたことに対して、まるで答えたくないかのような、いや、そもそもその何かをも感じさせないようにすることが、正常なのか異常なのか、優しいのか優しくないのかをよく考えて欲しいのです。

    ただこの問題の本質は、上層部か何か、一部の権威のある人物、組織の意見に、その周囲がまるまる乗っかってしまったことだと思います。
    色々な意見があって然るべきですが、今まで容認され、かつ評価されてきた作品が、瑣末な理由で簡単に覆されるという現象に、私は怒りを覚えるのです。
    本当にみんなそう思うのか、と。
    何故大事なことで、意見や疑問を上司や部下など関係なくぶつけられないのか。
    訳の分からないことをトップダウンで済ませてしまったから、こうなったのではないかと思えるのです。

    タジ #- | URL | 編集
  • 2013/08/27 (Tue) 00:33
    もう一度松江市の見解を読んで下さい

    毎日、朝日(アカヒ)の左翼新聞の偏向報道で事実を捉え難くなっていると考えています。

    松江市が判断した理由は日本国の中心にある国体(天皇家)に対して
    「バカヤロー」「あいつ」「米でも持って来い」と叫ぶ、
    或いは日本兵がシナ人を強姦、殺戮するような描写があるからです。
    *勿論、日本兵がシナ人の一般人を暴行、殺害することはありませんでした。
     私たちの大叔父や祖父がそんな残酷な人間だったでしょうか?

    こういった偏った思想を判断力のない子供に刷り込ませるのが問題と判断されたのではないでしょうか。
    また同書はこのような表現を通して日本国に古くからある優れた文化、慣習を破壊するような内容に
    なっているから、松平不味候のお膝元で避けられたのだと思います。

    日本に古くからある優れた習慣とは「目上の人を尊重する」「家族を愛し大切にする」事です。
    これらを疎かにして、日本国の中心たる天皇制を汚す偏向報道、左翼のペンを借りた暴力に
    迎合すべきではないと思います。

    国体(天皇家)が大切なのは
    日本民族(日本人と同意ではありません)の中心であるからです。

    私、おかざきの家紋は菱紋です。菱紋は、武田一族の家紋であります。
    武田は清和源氏の一族であり、清和源氏は清和天皇の子孫です。
    すなわち、私の体には天皇家の末の末の血が流れているわけです。

    皆さんの体にも天皇家の血が流れているはずです。
    奈良時代末期頃以降、天皇家から臣籍降下しております。源平藤橘ですね。
    多くの日本民族にはこの源平藤橘の血が流れています。

    両親、祖父母に伊藤さん、加藤さん、佐藤さん、斉藤さん、渡辺さん、小林さん、中村さんがいませんか? これら源平藤橘が祖先の姓です。
    鈴木さん、高橋さん、田中さん 物部氏や蘇我氏のご子孫です。大和朝廷で天皇家と婚姻関係にあったはずです。

    日本人には天皇家と同じ血が流れている、同族なんですよ。
    家族を大切にするのと同じ気持ちで日本の中心にある天皇家を敬いましょう。
    そして日本人の中心にある天皇家や日本人の心を汚す、左翼新聞や犬HKなどのマスゴミ(三国人多いです)の偏向報道を疑い、嫌いましょう。

    重ねて、私たちの大叔父や祖父が残酷な殺人者だったでしょうか?
    私は、有り得ないと思っています。






    おかざき #SFo5/nok | URL | 編集
  • 2013/08/27 (Tue) 00:49
    補足します

    日本に原爆が落ちたのはなぜでしょうか。
    ソ連への見せしめで、実験だったわけですが、抵抗する軍事力や報復力が無かったので
    白んぼに、逆らった見せしめに原爆を落とされたのです。

    いつの時代でもそうですが、相手に屈しなくてもよい力は必要です。
    力で劣ると思われた瞬間から略奪と殺戮が始まります。
    古くは奈良時代、最近では終戦直後の朝鮮進駐軍がそうでした。
    そういった意味で防衛力を否定し、日本社会を汚す書物は管理されて当然だと思います。

    さて、日本が前大戦でしたのは白人からの解放です。
    日本が犠牲になり、ミャンマー、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パプアニューギニアを植民地から
    解き放ちました。インドシナは1970年代まで戦乱が残りましたが。
    日本人は、(日本人を含めた)有色人種を白人の搾取から解放したのですから、この事実を忘れずに
    胸を張って生き、祖先に感謝し、子供たちにも教え引き継ぎたいです。

    おかざき #SFo5/nok | URL | 編集
  • 2013/08/27 (Tue) 21:49
    忌憚のないご意見ありがとうございます!

    おかざきさん、こんばんは!
    忌憚のない御意見、どうもありがとうございます!
    おかざきさんの真っすぐなお気持ち、よく分かりましたよ!

    私は、某有名漫画を子供の頃に読みました。
    あれが国体護持を揺るがす代物なのかという記憶はありませんが、しかし暴力や性描写の他にも、そんな過激な表現もあったのですね!
    純粋な子供より、色々知識を得た大人の方が強い刺激を受ける著作なのかもしれませんね!(笑)
    まあ何にせよ、色々な見方で色々な意見が出る訳ですから、やはり某有名漫画はなかなかの内容であると評価できます。

    ご存知のとおり、戦争は人間にとって究極の状況です。
    平時の物事に対する考えや価値観では到底片付けられない状況であり、戦争当事国のいずれにおいて、一体何を持って虐殺とするかという、そんな線引きなどは後の世の人間が悠長に考えることであり、それよりもどれだけ必死に生き抜くことができたのかというのが大事であり、我々もまたそこに教訓を見出だすことができるのではないでしょうか。

    正しいとか、正しくないとか、戦争はそんな次元の話ではないように思います。
    よって先人達がもし仮に戦時中、逸脱した行為に及んだとしても、それをどうして我々が責め立てることができるだろう、ということであります。
    逆もまた然りでありますが、しかし、それで敵愾心を煽ったり我々の側の主観のみで考えてしまうと、それは多様性を我が国から奪い、選択肢を狭める結果を招きかねません。
    もちろん、我が国に誇りを持つのはとても大切なことです。しかし、それとこれとは同一ではないと思っています。

    一つだけ私が言えるとすれば、戦争とは想像し得る最大の悲劇であり惨劇でありますので、二度と起こさないようにすべきですし、させないようにすべきだということです。

    起こさないし、させない。
    これが大事なのです。

    それには、多様な意見を吸収できる体制と、それを育み、形にできる文化が大切ではないかと私は思います。
    それこそが我が国の活力になるのではないでしょうか。

    無論、国体が某有名漫画の一表現によって汚されることはないと確信しています。
    それは多様な価値観を受け入れる寛容さと逞しさがあるからです。
    同時に我が国の国民性であり、誇りでもあると思います。
    だからこそ、某有名漫画は戦争を子供の目を通して伝える、希有な名作に成り得たのであり、逞しく生きることの素晴らしさを我々に教えてくれるのであります。

    私の話は、おかざきさんの意見とは違うかもしれませんが、私はおかざきさんの言わんとすることを理解しようとしていますし、お互いの違いから、また色々と勉強をさせてもらっています。
    これからも、どうぞ気軽に御意見を寄せてください!

    タジ #- | URL | 編集
  • 2013/08/27 (Tue) 23:05

    昨日はいろいろな思いを一方的に書き込んでしまいました。
    そのままUPして頂き感謝申し上げます。
    タジさんのおっしゃられる戦争を起こさない、起こさせない努力は必要だと思います。
    全く同感です。これは不断の努力とアピールが必要だと思います。
    大陸や半島からの圧力は有史以来、地政学上、避けられません。

    万葉集に「防人の歌」が残っています。
    わざわざ東国から3年もの兵役についていたんですね。
    家族との別れを惜しむ歌も多く残っています。
    誰も好き好んで兵役についた訳も無く、嫌々義務を果たしていたと思います。
    しかし、兵役を廃止出来ない、高句麗や新羅などから略奪や拉致や殺害が絶えなかったんでしょう。
    現代も本質は変わっていない、と言いますか、未だにかの国々は未開の土人並み国家です。
    また、半島からはフェリーに乗って窃盗行為に来ていますし、対馬仏像事件は典型的事件ですよね。

    脱線しましたが、根本の意見は同じだと思います。
    ズケズケと言いたいことを放言してしまうと思いますがご容赦下さいませ。




    おかざき #SFo5/nok | URL | 編集
  • 2013/08/28 (Wed) 00:18
    いかなる問題も、感情論では解決できないということなのでしょうね

    おかざきさん、ようこそ!

    歴史認識というのは各国、各民族、立場の違いによって、同じものもあれば違っているところもあります。
    認識が同じものの代表例は、やはり戦争は起こしてはいけないということでしょうか。
    人命もさることながら、経済的損失も甚大ですし、何より文明そのものも破滅させかねないですからね。

    この戦争を起こさせない努力というのは、感情論から端を発する権利の主張や示威行動ではなくて、互いの立場や文化、国民性など、深く理解することにあると思っています。
    それには冷静さと寛容さがなければいけませんが、そのようにしていれば、相手が感情や主観に走る時でも、色々考えを巡らせて、危機を回避することはできるのではないでしょうか。
    感情の起伏によって、物事の判断を見誤らないようにしたいものです。

    国としても国民としても、今は色々大変な時期です。
    とは言え、未来への希望や幸福を放棄する理由には全くなりませんし、むしろ切り開くくらいの気概を持っていかなければなりません。
    それにはまず、色々な人と出会い、お話しながら学んでいくのが一番ですよね。
    自分にはないものを知るというのは、素晴らしいものです。

    おかざきさん、これからもよろしくお願いしますね!

    タジ #- | URL | 編集

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